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もともとは、中国の暦が起源である二十四節気(にじゅうしせっき)。
一年を二十四等分にして名称をつけたもので、立春に始まり立夏、立秋を経て大寒に終わります。この自然観は日本にも伝わり、西洋暦がベースとなる現代でも特に意識することもなく私たちの共通感覚として息づいているものだと思います。

kamakura 24sekkiは、鎌倉駅から20分ほどの散策で辿り着く低い山々の谷あいに在ります。ここでは、山の風景も庭の花・草木も鳥の歌声も、空気や光まで、日ごとに変化するのを実感します。それは、温度や湿度のわずかな違いや「気」を敏感にとらえて日々表情と手触りを変容させる麹酵母のパン生地と呼応するかのようです。

話は少し変わりますが、“You are what you eat.”という表現をお聞きになったことがありますか。
このフレーズを初めて聞いたときストンと腑に落ちたことを覚えています。

人は食べ物でできている、食べ物そのもの。

生物学者、福岡新一さんの『生命と食』という著書の中にとても興味深い話があります。
ルドルフ・シェーンハイマーというユダヤ人科学者が、食べ物の分子が体の中に入ったあとどこへ行きどうなるかを追跡したところ、目印をつけたアミノ酸は全身に飛び移り、あらゆる組織や臓器を構成するタンパク質の一部となっていたそうです。食べ物の分子は単にエネルギー源として燃やされるたけでなく体のあらゆるパーツの材料になっていたというのです。これを読んだとき思わず唸ってしまいました。

穀物も野菜も豆も海藻も土や海で育まれます。それを食する人間は全く自然の一部ということになりますね。

自然の「気」とともに生きること、それがkamakura 24sekkiの店名に込めた想いです。